今回の「はじめの一歩」は番外編。
   
長く1つの仕事をしていると、その方向性に悩むときがあります。
右に行くか、左に行くか…?        
というわけで、今回はターニングポイントのお話。



■□■ ターニングポイントは、6年半前のグループ展 ■□■       
今回は、イラストレーターキモトケンジさんのお話です。

ウッドルーツのザッキチョウ  http://park14.wakwak.com/~wood/
キモトケンジノイラストワーク ゼロゼロ大作戦
                http://www.00daisakusen.com/

Q:簡単に自己紹介をお願いします
A:イラストレーター、キモトケンジ。 大阪デザイナー学院、中退。出身、在住ともに大阪。 広告版下をかわきりにデザイン事務所を経て ファンシーメーカー、(株)ユーカリ社入社。 その後イラストレーターとして独立。 現在に至る。 06年7月パステルハウスMにて個展「戦う少年少女たち」開催


Q:ターニングポイント以前の悩み
A:
元々アニメーター志望だったので、自分のタッチを作る事をあまり考えないまま 仕事で絵を描くようになりました。色々なタッチを描き分けられる事は仕事上 プラスになりましたが、反面オリジナルタッチの無い事が悩みにもなりました。 仕事を続けるなかで流行を取り入れたり目の表現や色づけなど、些末な部分に こだわる事で何とかオリジナルタッチを作り出そうとしましたが元々「作為的」 に造り上げた絵柄ですので、どうにもしっくりこない思いを長年抱えてきました。 仕事以外でアニメ的な絵や漫画っぽい物を描く事もありましたが、あくまで ストレス解消、ガス抜き程度の物でした。

Q:ターニングポイントになった出来事やお仕事について教えてください。
A:転機は今から6年前、妻とその友達が開催したグループ展に参加した事です。 当初は少し前頃から妻(美大出身)に手解きを受けてちょこちょこ描いていた 半抽象画の油絵作品を出すつもりだったのですがなかなか上手く描けません。 半ばヤケになり「やっぱりオレに芸術は無理。もういいや、好きな物を描こう」 と思い直し、油絵でしたが好きな特撮ヒーローをデフィルメした作品を描き上げ 出品しました。 この時「好きな物を描こう」と吹っ切った事がきっかけでサイトに掲載している 「ヒーローズ」の一連の作品を描き始める事になったのです。 これは自分の好きな物を再確認する作業でもありました。

この時期に2度目の グループ展があり、その時に描いたのが「総天然色長編動画」という作品です。 昔の漫画映画をモチーフにした作品ですが、何の迷いも無く楽しんで描く事が 出来た一枚でその後のタッチの指針となりました。 6年前のグループ展、「ヒーローズ」、「総天然色長編動画」 これが私のターニングポイントです。

Q:ターニングポイントの前後で変わったことは?
A:無理に作ろうとする気負いが無くなって自然と今のタッチが出来上がって きました。もちろん意識的に作っている部分もありますが、核となるのは 「好きな物」という自分の思いそのものなので大きな迷いは無いです。 自分が絵の仕事を始めた頃はアニメ風や漫画的な絵はまったく御法度の 時代でした。サイトのデザインも含めて仕事のラインに乗せる事は大きな 冒険でしたが、結果的に好評をいただき少しづつ実績を重ねつつあります。


Q:これからやってみたいこと、夢は?
A:
「ジュブナイルイラスト」と名付けた今のタッチを仕事の主軸にする事です。 まだまだ実用やコミカルの需要が多い現状ですので…。 後、アニメーション(気持ち的には漫画映画と呼びたい)を作りたいです。 FLASHではない昔ながらのセルアニメの雰囲気を持った作品がいいですね。 形からはいるタイプなのでまだ道具集めの段階ですが(笑)。

ウッドルーツのザッキチョウ 
http://park14.wakwak.com/~wood/
キモトケンジノイラストワーク ゼロゼロ大作戦
http://www.00daisakusen.com/

       

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