☆幅広いジャンルの作家を紹介するクリエイティブステージ☆

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★現代アート★

佐藤広子さん
Part2

 2003年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。
現在は立川市にアトリエを持ち、美術活動を行う。

佐藤さんが活動する石田倉庫についてはコチラ
●石田倉庫の住人● http://www.hwatanabe.jp/soko.html

Part1はこちら


雑貨店パトアシュのお客様方が描かれた絵を編集し本として作品に仕上げ 
新宿タカシマヤタイムズスクエアー で開かれた ヤングアーティストブックフェアー
(YOUNG ARTISTS' BOOKS FAIR)に 参加し展示された佐藤さん。

その本のコンセプトは・・・   前回からの続きです。

(ここからは、佐藤さんご自身の文書でお伝えします。)

●制作・展示することの目的。

『スキマート・プロジェクト』(今回の本の企画)は、自分自身の内面を表現した作品ではなく、
興味をもった人が自由に参加できる参加型の作品です。

参加者には後で複製した本をお渡しします。

参加するとその人は本の1ページの作者の一人になります。
本に関係した様々な過程の内の一つの「作者」が参加者個々に実践的にクローズアップされます。

また、集めた絵は一枚一枚の作者が違う人です。
年齢も性別も住んでいるところも、描いた場所も本棚の隙間を見てその時に想像したものも、
感じた想いもみんなバラバラです。

本にする時も描いてくれた順ではなくバラバラに並びかえます。


本という物としての要素と知識教養といった中身の要素だけではなく、
本を手にするまでの工程や行為、
本を構成している「時間・空間の装置」の部分をあえてバラバラにした時に
そこにはどんな本が出来上がるのだろうか?
参加する側の意識はどのように変化するのだろうか?
というのが目的です。

●この企画を思いついたきっかけ

本=モノとしての意識から空間へ、スキマの存在に気付く。なぜスキマ か?

何の目的も無いのに(あるいは当初の目的をすっかり忘れていて)、
本屋さんや図書館に行ってとりとめもなく本のページをめくることが私にはあります。

例えばAについて記された本を読んでいたらその中にBについての記述があったので、
Bについて記された本を引っ張り出し、そのBの中にCについての記述があって・・・

といったふうに、一度気になるとキリがなくなってしまい、当初調べていたものから
どんどんかけ離れていき、すぐにでも調べ物をするための本を探さなくてはいけないのに、
気がつけば本屋さんや図書館中をグルグルと廻ってしまいます。

ある日 私はある歴史上の出来事から実在したある人物が気になり、つれづれなるまま
に図書館で調べ物をしていました。

調べていく内にまたいつものように悪い癖が出てしまい、読む本読む本ごとに興味の対象が変わり、
案の定、私は図書館中をグルグル廻り始めてしまいました。

初めは同じ本棚の中の別の本へ移動する位だったのが、どんどん奥の方の本棚と進み、
2Fまで上がり、最終的に行き着いた先は、当初私が見ていた本が入っていた本棚の裏側にあった本でした。

その時の私にはこの出来事が単なる偶然には思えませんでした。
初めに見ていた本と最後に見ていた本は、本棚の裏と表に同時にそこにあったのです。

最初に気になった本を本棚から抜き出した隙間には、最後に気になった本が見えていたのです。

この本達がこのように並べてあったのは、 図書館の方達やその時図書館に来た人達が、
たまたま並べ替えた事なのかも知れません。
けれど、
私にはこの本達がなにかしら関係や法則がある 様な気がしてなりませんでした。

その時から本棚に並んでいる本のスキマから見えるむこう側の本と風景が気になり、
今読もうとしている本と何か関係があるのではないのだろうか?といった視点で見るようになりました。

もしかしたら今見慣れている景色も何かの拍子に違った見え方を
するかもしれない可能性のようなものが、この凸凹のスキマにはある様な気がしました。

● 活動をはじめたきっかけ

そうして数ヶ月、 本を構成している時間軸、というものが自分の中で引っ掛かっていました。
本が本たるものとして機能するのには必要不可欠な要素なのかな・・・?と。

その為にはどうしても短期間ではなく、
長期間で色んな人や色んな場所で描いてもらった方が良いのではないかと思いました。

私達が今生きている時間は現在から未来への一方通行ですが、
本の中や図書館では自由に行き来できると思っています。

私にとっては時間と場所の概念が揺らぐ場所でもあります。


もしパトアシュでまた一年後同じプロジェクトを行ったとしたら、かつて参加したみ
なさんはきっと以前と全く違う絵を描くのではないかなぁ?ふふふ・・・と思います。

● 展示会での体験談

展示会ではないのですが、とある老人ホームのおじいちゃんに主旨を説明したところ、
「本棚をこんなスキマ空けて使ったら駄目だろ。もっと上手に使え!」と怒られまし た・・・。


新宿南店での展示会終了後は、
3/23sun~3/30sunニューヨークの紀伊國屋書店で展示予定。
佐藤さんは作品と共ににニューヨークに行かれる予定です。

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佐藤さんの世界 いかがでしたか?

また今後も素敵な活動されていくことと思います。
時々皆様にお伝えできればとおもっています。

1st-stage@netスタッフより

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パトアシュ店主の日記から 店主の展示会報告は、こちら

http://patoashu.sblo.jp/article/10129120.html

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    パトアシュ店主の日記からの展示のお知らせはこちら    
   http://patoashu.sblo.jp/archives/20080109-1.html     
    この企画主催のギャラリーへのリンク  
   http://www.peppers-project.com/top/jp/top_frame_jp.htm    
     このリンクの YOUNG ARTIST BOOK FAIR の   
  マルい部分をクリックしていただければ、詳細が見られます。

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